「被膜児」(幸帽児)と呼ばれ、珍しいケースだ。 私自身は、賛成、反対、どちらの立場でもありませんし、推奨しているわけでもありませんが、この11年で137人の赤ちゃんが預けられ、命が救われたのは事実です。 130人中の8割にあたる104人は身元が判明しており、残る2割の26人は身元不明。
9「遺棄や虐待から救う」ことを目的とする。
今では、私と蓮田さんは同じゴールを見ているという不思議な思いでいる。
熊本県で過去に起きた若い女性が産んだ赤ちゃんを殺してしまう痛ましい事件をきっかけに、慈恵病院の理事長がドイツに視察に行き、日本で「こうのとりのゆりかご」を設立しました。
「実はさっき、一人で子どもを産んだ」と告白した。
その後、この病院に続く施設は現れていない。 結果的に匿名ではなくなったから救われたのか。 実の親を知りたい子どもたち 著者は、ポストに預けられた子にも会った。
12赤ちゃんポストの現状• 一人で考えても何も始まりません。
理恵さんは「袋があったから、衝撃が和らいだと思う」と話す。
「幸せになってね」 赤ちゃんポストは2007年5月、前年に発覚した乳児遺棄事件をきっかけに熊本市の慈恵病院に設置された。 生まれたら赤ちゃんポストに置こうと思い、妊婦健診も受けないまま、自宅出産しているケースもある。 「毎年誕生日がくると苦しくなって、いつも1人で泣いていた」と話しています。
10蓮田太二理事長のご子息で副院長である蓮田健氏が、赤ちゃんポストに関する対立めいた取材を終えた後に森本さんに 「森本さんには記者として優しさがない。
誰にも相談できず、たった1人で風呂場で出産し、翌日赤ちゃんポストに子どもを連れていきました。
反論はできない・・・。 相談件数は年々増加しており、2016年度は6,565件の相談があったそうです。 理恵さんは結婚して既に5年以上過ぎていたが、なかなか妊娠しなかった。
71993年に熊本市の地元新聞社に入社。
ホッとしたような気持ちです」 赤ちゃんポストは「匿名性」が謳われている。
いずれも出産状況が分からないため医療者の負担も大きい。 ・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。 家族に話してみる」と言い出すこともあった。
7細い糸を伝うようにして、「預けた人」である女性に接触できたのは、2019年10月のことだった。
悲しいことですが、赤ちゃんをどうしても育てることができない親が、赤ちゃんの命を絶ってしまう事件は起き続けています。
遺棄される赤ちゃんを救いたいという目的で設置されましたが、実は設置初日に3歳児が置かれるという想定外の事態で始まりました。 『赤ちゃんポストの真実』 種類 ビジネスカテゴリ キーワード• 「匿名」という壁をこえ、地元紙記者が細い糸をたどるようにポストに預けた母、預けられた子を訪ねた。
賛否ではなく、赤ちゃんポストが照射する「真実」をひたすら拾い集めたルポルタージュ。
子どもの誕生日には心の中で祝い、その年を数え、袋に包まれていた姿を鮮明に思い出す。